六人

詩の同人に出掛けた。
まだ、道の陽差しは強くて、でも空気はからっとしていた。
隣駅に着くと、慌ててお土産のお菓子を探した。
迷った挙句、アマンドの6色のダックワーズを買った。
会場は、近くのコミセンの中の小さい部屋で、真っ白くて新しくて冷房が効いていた。
ぼつぼつ人が集まってくる。
皆、詩が書きたくて楽しくて堪らない感じだ。
全員が、歯に衣着せず私の詩を評してくれた。
私は本当に嬉しかった。
仲間がひさしぶりにできた感じがした。
帰り道、お茶もせずにコンコースの途中で立ち止まって夢中で話をした。
それから、六人は別々の方角へ真直ぐに歩いて行った。