空気読まないキムタク〜「SHAKE!」

昨晩、例の最近の問題児こと草薙剛が出ているスマスマを見た。・・・そして、キムタクの「空気読みっぷり」に改めて感心した。

誰だって、活字では何のかの言って、裸踊りした奴がKYにTV出てると不愉快な訳である。草薙にしてみれば、本来真面目であるからして、KYなのではなく、本来無表情なところに、更に緊張して、「僕悪かったです」という顔が出来ないだけなのだろうが、復帰を素直に喜んでいる香取、我関せずの稲垣、そして複雑な顔の中居・・・・。

ああ、それなのに、リーダー格のキムタクは、言葉では「嬉しい」と言いながら、態度と目が草薙に対して実に露骨にツメたい。事件中に、何度もかかって来た留守電に関しても、「お前アホか」と言った気分なのを隠そうともしない。

まぁ、もともと仲が悪そうな二人ではあるが。しかし、思うにドラマでも、いつも「声ある声」を代弁しているかに見える草薙に対して、キムタクは「声なき声」(例えば、今の総理が何とはなく不愉快だとか、)を代弁するのが上手いのですね。・・・キムタクはつまり、意外とマイナーな気分を代弁する奴なのですよ。

そこに、キムタクの意外なROCK性を私は見るな。(・・・ちなみに、これと正反対なのが実はイチローであったりする。「あいつ500万のバッグ持ってやがる」と言う、ため息にならないため息をつかせるところが、まさに’メジャーリーガー’なのですよ。)

話はまたしても180°変わりますが、このスマスマの後の、あの説教魔ユースケ・サンタマリアを、(「前から言いたかったんだけどさ」とゆうアレ)顔色も変えずに、桑田圭祐がアイスピックで刺す、というショートショートギャグも、か〜な〜り笑えましたね。

結局、「刺されたのは桑田自身」という落ちがついているのだが。この桑田圭祐なる人も、よくも長年逃げおおせているな、と敬服です。どこが「いい顔」なのかさっぱり分からないルックスではあるが、確かに良く見ると寅さんに似ている。・・・実際は大金持ちなんでしょうけど。(よくは知らない。)

とにもかくにも、話戻すと、空気が読めているのにも関らず、あえて読もうとしないキムタク、ではあったりする訳で。お見事!と、ここはひとつ「SHAKE!」しましょうか。