真のフェミニズムとは何か?〜「だめんず・うぉ〜か〜」

実は、この名著(?)「だめんず・うぉ〜か〜」を、第1巻しか読んでいない。それもあんまり真面目に読んでいないのだが、今回、原作者倉田真由美ことくらたま嬢が、千人切り(この表現、もはや古いでしょうか・恥)の男性と堂々結婚なさると言うので、少し書いてみたくなった。

私は、フェミニズムなるものがイマイチよく分かっていない。で、今度初めて、ウイキを引いてみたのだが、いよいよ分からない。特に最近の潮流はよく分かりづらい。と、いうのも、最近のフェミニスト達が、「男(世間)に馬鹿にされること」を、異様に恐れているように思えるからである。・・・何か、それってフェミニズムの本来の姿から、遠く離れているような気がするんですけど。

例えばの話。西原理恵子嬢が、男女両方から、好意を持って受けいれられるフェミニストであると言うのは、何となく分かるし、上野千鶴子嬢が、男女両方から怖がられつつ尊敬されてるというのも何となく分かる、香山リカ嬢が、軽んじられつつも親愛されるというのも何か分かる。

じゃ、くらたまの場合はどうなのか。・・・今のところ、男女共に、(一部のカルト的ファンを除けば)軽蔑しつつ嫌悪されるというスタンスにいるとしか思えない。しかし、しかしですな、私は、カルト的ファンではない(ないと思う)にも関わらず、今回のドタバタで、「自分が男だったらこんなに批判されないと思う」との一言に、ちょっとほろりと来たんです。

・・・確かに。男が、いくらダメ女を渡り歩いたとしてもそれは、恥にはあまりならない。女が馬鹿をやるから馬鹿だと言われるのである。・・・しかし。思うに、くらたまは意外と馬鹿ではあるが阿呆ではない。くらたま嬢の本音と言うのは、「女が気持ちいいちんぽだけ探し歩いて何が悪いの」・・・これに尽きるのではないだろうか、と、気付いた時、実はこの人、もっともラディカルなフェミニストじゃないかと私思ったんですけど。

もちろん、これは私の勘違いで、くらたまは本当に、「私愛されてます」と思ってるのかも知れない。ただの、阿呆なのかも知れない。しかし、そう思っているというスタンスを見せないと、気持ちいいSEXをしてくれるだめんずというのは、傷ついて去っていくからな。・・・つまり、くらたまはその辺しっかりとしたたか(!?)なんじゃないかとはっと気がついたんざます。(知らないけど。)

女が、しっかり自分で稼いで気持ちいいSEXをする男を金で買う。・・・これ、ある意味、騙されてても分かってます私平気、なら、現代日本における最高の真のフェミニズムかも。(なんちって。)・・・嫌われるよなぁくらたま