とある、尊敬するブロガーのブログの記事のコメントで、めちゃんこ面白かったもの。以下コピペ。
インセストタブー的なエロというのは、おそらく洋物エロと和物エロの差異、それにさらにロリ風味みたいなものを加えたような甘美さの世界で、エディプスコンプレックス以前の禁断のエロスです。これを日本人およびあるアジア的な文明は、それをそのまま肯定してしまう。
ところが、西欧的な無意識では、そのエロスはファルス=父によって心理的に去勢されるべきもので、しかも、彼らはその去勢によって個として自立するため、その欲望を無意識に傷としてもっています。そこで、彼らはそれを外部に見ることすら恐れるし排除・攻撃しようとする。また、インセスト的な姉妹・母性的なエロスを拒否しつつファルスであることを強いられるのでレイプ衝動が生まれる。ある意味ではこれは西欧的な「罪」の原型です。
ちょっと話が横にそれますがサディズムのサドの罪への志向は実はこれとはまったく逆というか、先のファルスと同じで、レイプ衝動みたいなものに近い。(中略)
なるほどねぇ。
日本人に普通「父」というものは「いない」訳だ。
ちなみに、私はこの「インセストタブー的なロリ風味を加えた甘美なエロ」というのが大嫌いである。・・・誰かに叩かれそうだけども、嫌いなものは嫌いなのでどうしようもない。