愛と現実のために

甘い記憶

数々の甘い言葉 甘い想い出 それらは 全て私の体を手に入れる手段だったのか・・・ 置き去りにされた 古いメール 鏡の前で貴方のためにポーズを撮った 甘い記憶 全てが振り出しに戻る そんな夜

半年

半年たつと 別れた男の面影が 記憶が あの鋭い感触が 心からも 身体からも 嘘のように消える 後に残るのは 奇妙な空白感だ

前向き

前向きに生きる事とは人を踏んづけること自分の罪を忘れること引きこもりをいじめること気狂いをことごとく殺害すること

この現代における罪とは悪とは人を殺すことでも女を強姦することでもないそれは勤労しないこと金を稼がないこと芸術にいそしむこと

限りなく灰色に近い白

あなたは一体何を乗り越えたのか自分の罪を世間に隠す事にそうして己を守る事に確かに誰もがしている事だでも罪を罪と感じなくなった時それを人は確信犯と言う限りなく灰色に近い白ペールグレーペールグレー

アルチュール・ランボーのように

まるでランボーのように兵士になると言って 突然詩を捨てた貴方 17才から25才までの 8年間の詩才 いささか例えるには長すぎるけれど それがどんなに素敵だったか いずれ時代が証明するでしょう 格好いい 私のアルチュール・ランボー 恐るべき通行人

Excuse me

Excuce me やりなおそうよ 優しくなくて本当にごめんね

あの頃の私

あの頃の私は まだ自分に酔っていて あなたの事しか 考えていなかったけれど 思えば それは自分を愛していたのかなと 思います あなたも 多分自分の瞳に写るわたししか 見ていなかったのだろうと

カッコいい

毎日頑張って 毎日筋トレして 毎日バットを振り回して 日本の男で一番の給料を取り パイプカットして 他人の事はどうでもい ただ 毎日自分のためだけに ホームランを 打ち続ける男 最高にカッコよくて おそらく最低の人間

溺れる

酒に 女に 溺れた男には どうして世間が くっきりと見えるのか とても不思議だ 彼らは 権力の無力を この世の儚さを 身を持って知っている

やさしい

生まれて初めて 本当にやさしい 思いやりのある大人の 男に 出会ったと思った 彼は 私のドクターであり よき父性であり わるい恋人である

嘘をつくこと 自立すること・・・ 自分の信用を守るために 自分のしたいことをするために あえて 周りの人に 嘘の話をすること それを 自分で決めること

GOLD

何のためらいもなく思った純金のような男に出会ったとその男と人生を共に出来るのかどうか分からないどれだけの時間を共に過ごせるのかどうかも分からないただ混じり気のない本物の男に出会ったとそう思ったあの男になら全てを安心して預けていいと何もかも…

どうしよう

どうしよう どうしよう・・・ 月曜から土曜日は 忘れていられるけれど 一人ぼっちの日曜日は 必ず あなたのこと思い出してしまう こちらから 断ったあなたのこと どうしよう あなたのやさしい手を思い浮かべて ちっとも眠れないよ

マジョリティ

あなたはマジョリティ よく笑い よく食べ よく稼ぎ よく太るようになり 教科書どおりのことを言い それと正反対の嫁を持ち 理論武装して マイノリティを排除し ニートの子供を持ち 人間には強さと前向きが全てだと言い 私の大嫌いな マジョリティになってい…

ホテル・Kでつかまえて

繁華街のホテルで 戯れに鬼ごっこをして 若さと体力に秀でた貴方が あっけなく勝ったけれども 世間の鬼になった 貴方には 2度と詩が書けない 気の利いた結婚式のスピーチや 回りを唸らせるミーティングでの発言は出来ても 私はまだ詩が書ける どんなに男に…

爪跡

別れた男はいつも爪跡を残したがる躰に携帯にブログに確かに俺と言う男が存在していたと忘れた頃に一度は爪跡を残したがる

日々の翠

働いていると 色々な事が 心に染み通るようによく分かってくる 人の心ばかりを 玩んでいるのは 不幸な人達だ 日々の翠が色付く様に 色んな事が 哀しい様に分かってくる

一人でいると

一人でいると あなたの事ばかり あなたの事ばかり あなたの事ばかり 考えている 昼も夜も あなたの事ばかり 考えている とても甘くてつらい

夜がつらい

夜がつらい 昼間はいい・・・ 働いたり 他愛もない世間話をしたり 突っ張ったりしている内に 夜が来る ベッドの中で 貴方のことしか考えられない 秘密の恋 とても心も身体もつらい 夜が明けるのを ひたすら待つしかない

いつの間にか

いつの間にか 自分は一人ぼっちではないと 思えるようになった あなたのお蔭です ありがとう あなたともっと付きあえば もっと色んな事が分かったと思うのだけれど 勇気がなくて 出来なかったです あなたの荒療治はひどく効いたよ ドクター 本当にありがとう

公園

小さい頃から 皆が遊ぶ明るい公園と運動会が嫌いだった どうやって 走ったらいいのか 笑ったらいいのか 友達を作ったらいいのか 分からなくて 母によく叱られた 本当は 強くて眩しい太陽も嫌いだった そんなお父さんが 本当はとても欲しかった

アイシテル

晴れた穏やかな午後が さみしくて嫌いだと言っていた あなたが好きだ えらく辛抱強く悩みを聞いてくれた あなたが好きだ 初めてわたしを理解してくれた あなたが好きだ アイシテル アイシテル 何度もからかって悪口言ってごめんね

famaru

自分が女らしくあるためには どうしたらいいのかよく分からない・・・ いつも 一家の大黒柱をやって来た 母は witchのような女性で 私が自らを女の流れに任そうとすると 邪魔ばかりする 間違った指示を与える だから人に素直にどうしたらいいのと 聞け…

スピリチュアル

自分を 初めてスピリチュアルに 理解してくれた人を 好きになるのは 愛し合いたいと思うのは そんなにいけない事かなと思う・・・ その人は 毎日人を生まれさせたり 逆に命を絶ったりしている人で 女のことを知り尽くしてる 冷たい陰のある 眠狂四朗のような…

海へ

海へ安らぎの水を求めてまわり中を炎に巻き込んで走り出した自分貴方のもとへ貴方と言う安心を求めてひたすら火炎球のように走り続ける自分

従う

何度となく貴方の誘いを断ってごめんなさいずっと怯えていた帝王のような貴方の存在に女は自立するものだと何時から誰が決めたのかこの心も躯もただ貴方により従う

耐える

耐えることが必要なのかもう一度逢うためには毎日毎日の詰まらない仕事をこなしながら想いを押し殺すことが必要なのかこの疼く躯を抑えてただ連絡を待たなければならないのか

フィジカル

心と躯は深く繋がり合っている好きな人に抱かれたいとそれがどうしていけないことなのか貴方も誤解してる何故好きな人とキスしたいと思うのかちっとも分かっていない馬鹿な人なぜ一緒にお茶を飲みたいのかなぜ一緒に買い物したいのか何故ホテルに行きたいの…