へヴィな男〜「イエスタディズ」

さっきレンタルで借りて来て見た「イエスタディズ」。正直、途中から寝ていたので、(しかも最初から筋も科白もうろ覚え、)こんなところでレビューを書くのは気が引けるのだが、しかし一応書いてみようと思う。それも塚本高史のために。

はっきり言って、これを見るまで、ここまでいい男とは思わなかった塚本高史。外見も、(一度は女子高生のコスプレをしたほど可愛かったそうだが)実に精悍になってきているし、料理も上手そう、自分の考えもある、現代っ子にしては不幸も知っている、しかもそれに負けないほど男らしいし、なんかここに絶賛を書き連ねるのがうんざりするほど、「へヴィな男」なのである。

洋画にしか今まで出てこなかった、このタイプが日本に現れるとは正直思っていなかった。(・・・塚本高史が、ハリウッドで成功するかどうかは知らない。・・・そうではなくて、要するになんか例えがヘンだが、野球で言うとまさに世界へヴィ級、イチロー並みの実力の’いい男’なのである。)

しかし。考えてみて欲しい。と、言うか一人で勝手に考えたのだが、こういう男とバッテリーを組んで(要するに夫婦になって)みたいかと言うと、実は私の答えはNOなのである。

何でかと言うと。まず恐ろしく我が強そう。自分勝手そう。球が重そう。・・・こいつを怒らせないで、超ストレートがミットにバシッと入る女とは、どういう女なのか、見当もつかない。・・・多分、少々天然が入ったボケタイプ(もちろん、それ相応の実力はなければならない)なら大丈夫かと推測するが。

・・・実は私は、一見したところ、板垣あずさ(すいません)が年を食いすぎたボケタイプに一見みられるらしいのだが、(あくまで推測)実際にはかなりの突っ込みタイプで、しかも自分自身が「へヴィな女」であったりする。要するに、私自身も天然ボケなキャッチャーを切に必要としている「バッター」であるので、こういう男とコンビを組むのは、色んな意味でというか、全ての意味で’ライバル’になってしまって、絶望的なものがあるかと正直思う。

へヴィな男、塚本高史。・・・言ってみればサーロインステーキのような男。若けりゃともかく、この年になると1年に1度食えば沢山だなと正直思った。