2009-08-23から1日間の記事一覧

へヴィな男〜「イエスタディズ」

さっきレンタルで借りて来て見た「イエスタディズ」。正直、途中から寝ていたので、(しかも最初から筋も科白もうろ覚え、)こんなところでレビューを書くのは気が引けるのだが、しかし一応書いてみようと思う。それも塚本高史のために。 はっきり言って、こ…

四人の妖しい男達〜「西洋骨董洋菓子店」

・・・私の、30年以上に亘る漫画歴の中で、今の所No.1に輝く作品である。 この話、構成の素晴らしさや、テーマの重さも去ることながら、(TV化・アニメ化もされている)やはり面白いのは、その雰囲気の独特のエロさである。四人の男が小さなケーキ屋…

赦す

矛盾しているようだけど私がいつも貴方をも誰しもをそのしたことに拘わらす赦しているのだと云うことを分かって欲しいもし貴方が自分は間違っていなくても人を傷つけた時ごめんねと言えたら赦すのを超えて貴方を愛せたと思う

レ・ミゼラブル

もし私が あの人と結婚して つらい水商売で生活を支えていたら 出世したあなたは 黙って店にやってきて トライアングル一杯を頼み 無言で 1万円札を置いて行くんだろうなと思う はかない 再会の空想です

修道士と売春婦〜「舞姫タイス」

昔から、大好きだった唯一の小説で、今も好きなただ一つの小説である。・・・ここには、神、哲学、信仰、女、そして白痴なるものがどういう関係性にあるか全てきちんと述べられている。 この主人公、修道士パフニュスは、全く神に救われない人物として書かれ…

ヘンリー・ダーガー

もし彼に 気づきを誰かが与えていたら アメリカにはついに芸術は生まれなかったでしょう 幸いにして 彼は知的障害者で ミーティングを理解せず あの恐ろしい ハイヤーパワーの恵みに侵されなかったので 奇跡のような 美しいコラージュが残りました ヘンリー…

レニ・リーフェンシュタール

ナチスに協力し 素晴らしい映画を残した レ二・リーフェンシュタールの映像を 行きつけの歯医者でたまたま見た 老いてますます逞しく 海底魚と戯れていた あの人も 私を惨殺したあの人も そんな風な詩をどこかで書いているのだろうか 眼鏡を売ることも 一つ…

猫を殺す

ねこじゃらしで引き付けて置いた黒い猫を 部屋にこっそり連れ込んで 壁にいきなり叩き付けて殺しました 黒猫は ニャアと言う間も無く死にました 私は大いに満足して ぐにゃぐにゃの死体を酷く蹴りました それから気がすっとして 牛乳を一瓶飲みました 血が部…

隠す

誰しもが 自分の桜の木の下に 愛する人の死体を埋めている 春になると 桜で酒盛りをして くだらない与太話をする 花びらは 死体の血を吸ってますます紅く そうして人は どんどん強くなる ねじくれた木の根だけが 本当のことを知っている

殺す

人は皆 身近な人を傷付けて どうでもいい人は利用して 敵は殺して そうして何とか生きている そして味方が現れると その人を喰らいながら 大事な人だと嘘をつく 喰われる側は いつもさみしい気持ちでいる 人は人を殺さないと 生きていけない存在です

後ろ向き

いいことばかり思い出して 前向きに生きていても まるで意味がない その度に傷ついて 人に利用されるだけ 悪かったことを思い出して どこが損したのか きちんと考えないと 人は皆 そうやって生きている

上手くやること

騙された ひどく傷付けられた 皆もっと上手くやれと言う でも 誰も何も教えてくれない ただ薬を沢山飲んで 大人しく寝ていろというだけで そして具合が悪くなると 根性が悪いといって殴る どうしたらいいのか分からない もっと上手くやっている人は いつでも…