タフな女〜「毎日かあさん」

毎日かあさん」(映画版、小泉今日子永瀬正敏)を、見に行こうと思っている。

これまで、どちらかというとそんなに好きでなかった西原理恵子(漫画作品自体はすごく好き)であるが、今回、その壮絶な半生をたまたま知って、やはり見直さざるを得なくなった。

逆に。・・・これまで私は、どちらかというと、くらたまに関しては、揶揄しつつもそれなりの同情を含めてレビューしてきたと思う。しかし、今回「毎日かあさん」の元ネタ(というかサイバラの実人生)を詳しく知って、「こりゃだめだくらたま」と、改めて思うようになった。

なんで、くらたまはダメなのか。

それは、一言で言って、「男が私を幸せにしてくれる(あるいは、してくれなかった)」と思っているからダメなんである。

別に、人間がお互い、人生を生きる上で多少、依存されたりしたりと言う事は、ありだと思う。・・・「毎日かあさん」の二人だってそうであろう。しかし、自分の人生の責任全部を、男一人に頼ると言う発想は、どだいぺけである。

私が、昔、元彼に言われた「正論」で、「自分の幸せは自分で掴め」という最後の捨て台詞があった。

これを、女に言う男は私は好きでない。・・・けど、自分の幸せを、ただ一人の男に依存する、という生き方は、やっぱり無理なのは確かなのである。(これをやって、失敗したのが私の実の母であった。)

男だって一人のか弱いところのある、もろい人間である。女が一人、自分で立っている覚悟がなくて、どうして二人で暮らして行くことが出来るだろうか。

毎日かあさん」真似は出来ないかも知れないが、今度例のヘルパーさんと二人で見に行く予定だ。

最後に。「女はタフでなければ生きていけない。優しくなければ生きている価値がない」