2009-01-01から1年間の記事一覧

Excuse me

Excuce me やりなおそうよ 優しくなくて本当にごめんね

あの頃の私

あの頃の私は まだ自分に酔っていて あなたの事しか 考えていなかったけれど 思えば それは自分を愛していたのかなと 思います あなたも 多分自分の瞳に写るわたししか 見ていなかったのだろうと

カッコいい

毎日頑張って 毎日筋トレして 毎日バットを振り回して 日本の男で一番の給料を取り パイプカットして 他人の事はどうでもい ただ 毎日自分のためだけに ホームランを 打ち続ける男 最高にカッコよくて おそらく最低の人間

溺れる

酒に 女に 溺れた男には どうして世間が くっきりと見えるのか とても不思議だ 彼らは 権力の無力を この世の儚さを 身を持って知っている

やさしい

生まれて初めて 本当にやさしい 思いやりのある大人の 男に 出会ったと思った 彼は 私のドクターであり よき父性であり わるい恋人である

嘘をつくこと 自立すること・・・ 自分の信用を守るために 自分のしたいことをするために あえて 周りの人に 嘘の話をすること それを 自分で決めること

GOLD

何のためらいもなく思った純金のような男に出会ったとその男と人生を共に出来るのかどうか分からないどれだけの時間を共に過ごせるのかどうかも分からないただ混じり気のない本物の男に出会ったとそう思ったあの男になら全てを安心して預けていいと何もかも…

大人になれない男なんて大嫌い〜「港のヨーコヨコハマヨコスカ」

女友達が極端に少ない私であるが、最近職場で友人ができた。彼女の名はヨーコちゃん(仮名)という。ヨーコちゃんは、はっきり言えば職場の実力No.1である。言ってみれば大黒柱的存在である。・・・彼女が「辞める」と言ったら、あるいはチーフは2倍の…

ちょっとツリ目の桜井和寿〜「口がすべって」

先日、髪を切った。・・・そして、桜井和寿の物真似を、ちょっと目尻を吊り下げてやったら、「似ている」と好評であった。 ・・・実に光栄である。実際の私は、大変なツリ眼であるので、全く桜井氏に似てはいないが、今後ちょっと目尻を整形しようかと思った…

クックロビン音頭を踊る時〜「パタリロ!」

魔夜峰央という人は、なかなか大変な、現代の才人なのであろうと想像する。この出世作(というか代表作)「パタリロ!」においても、まず、男色家でもないのに、男色家を副主人公にするというところがおかしい。第2に、このパタリロという主人公の造形がお…

母国を喪った男とある女〜「凱旋門」

かつて有名と言えば、有名すぎるほどだった小説。(映画化もされている。) 主人公・ラヴィックは、ドイツ出身の堕胎医である。正確には、外科医であるのだが、第二次大戦の勃発を前にして、パリへ不法入国している男である。その愛人・ジョアンとの恋愛、か…

どうしよう

どうしよう どうしよう・・・ 月曜から土曜日は 忘れていられるけれど 一人ぼっちの日曜日は 必ず あなたのこと思い出してしまう こちらから 断ったあなたのこと どうしよう あなたのやさしい手を思い浮かべて ちっとも眠れないよ

恋愛によって人間は変わるか?〜「男流文学論」

この本は、一応フェミニズムの本と言う事になっているが、語られている内容はもっと深い。それは一言でいうと、「恋愛なる幻想」について語っているかのように思える。 確かに。恋愛によって人間は高揚し、一瞬の深い快楽が得られるけれども、それが人生の全…

フライパンで殴りたい〜「きのう何食べた?」

世の中には、どんなに好きでも、一緒に暮らしたくない男と言うのがいる。・・・唐突で、申し訳ないが、この短編集の主人公、筧史朗は、まさしく私にとってそういうタイプかと思われる。 実は以前。ある男性を、その男性愛用のコーヒーメーカーで「殴り殺した…

回避依存症者〜「男は寡黙なバーテンダー」

私は、森脇真末味と言う人の素顔を(当然の事ながら)知らない。・・・が、おそらくかなり男っぽい人なのであろうと言う事は、作風から何となく想像する。で、その中の傑作がこの「男は寡黙なバーテンダー」である。 ・・・作家と言うには、もちろん想像から…

父の影〜「赤い袖」

今市子の、たった4Pのフルカラーの短編。で、あるが、この内容は2時間ドラマの内容のような濃密さである。それほどに、作家の手腕が遺憾なく発揮された作品である。 主人公・暁子は、おそらくは地方の旧家で父親と二人暮らしをしている。父親は、画家かあ…

親は子供を愛するか?〜「Blue Moon」

いきなりのタイトルで恐縮だが、森脇真末味という人は、作家生命を通じて、この主題を追った人のような気がしてならない。で、その集大成が、この「Blue Moon」であるような気がする。 で、ここで出ている答えは、「NOの場合もある」でしかないよ…

マジョリティ

あなたはマジョリティ よく笑い よく食べ よく稼ぎ よく太るようになり 教科書どおりのことを言い それと正反対の嫁を持ち 理論武装して マイノリティを排除し ニートの子供を持ち 人間には強さと前向きが全てだと言い 私の大嫌いな マジョリティになってい…

ホテル・Kでつかまえて

繁華街のホテルで 戯れに鬼ごっこをして 若さと体力に秀でた貴方が あっけなく勝ったけれども 世間の鬼になった 貴方には 2度と詩が書けない 気の利いた結婚式のスピーチや 回りを唸らせるミーティングでの発言は出来ても 私はまだ詩が書ける どんなに男に…

爪跡

別れた男はいつも爪跡を残したがる躰に携帯にブログに確かに俺と言う男が存在していたと忘れた頃に一度は爪跡を残したがる

浮気と言うアディクション〜「すこしだけ意地悪な告白」

私は、結婚と言うものをした事がない。よって、浮気と言うものについて語る資格も本来ないのだが、この作品を読んで、少し書いてみる気になった。 「浮気」というのは、要するに一種のアルコールと同じであるらしい。・・・最初、よく働きながら、しかも家庭…

自分は変えられない、他人も変えられない〜「大人の問題」

なんか、当たり前のようなことをレビューの題名にしてしまったが、今市子と言う人の基本スタンスはこれだと思う。 人は、基本的に変えられないし、自分と言うものもそうそう変わるものではないのだが、得てして「変えられた」かのように錯覚する瞬間が世の中…

日々の翠

働いていると 色々な事が 心に染み通るようによく分かってくる 人の心ばかりを 玩んでいるのは 不幸な人達だ 日々の翠が色付く様に 色んな事が 哀しい様に分かってくる

一人でいると

一人でいると あなたの事ばかり あなたの事ばかり あなたの事ばかり 考えている 昼も夜も あなたの事ばかり 考えている とても甘くてつらい

夜がつらい

夜がつらい 昼間はいい・・・ 働いたり 他愛もない世間話をしたり 突っ張ったりしている内に 夜が来る ベッドの中で 貴方のことしか考えられない 秘密の恋 とても心も身体もつらい 夜が明けるのを ひたすら待つしかない

いつの間にか

いつの間にか 自分は一人ぼっちではないと 思えるようになった あなたのお蔭です ありがとう あなたともっと付きあえば もっと色んな事が分かったと思うのだけれど 勇気がなくて 出来なかったです あなたの荒療治はひどく効いたよ ドクター 本当にありがとう

天下無敵のバカップル〜「佐々木夫妻の仁義無き戦い」

この作品、めっちゃ面白かったので、レンタルDVDが出たら、それでよく見直してからレビューを書こうと思っていたら、いつまでたっても近所のDVD屋に出てこない。そんでもって、曖昧な記憶だけで書いていますが、そこんとこよろしく。 佐々木夫妻(稲垣…

上を向いて歩こう〜「華麗なる一族」

なんか、皮肉極まりないレビューの題名になってしまいました。が、別に他意はなく、(嘘)本当に、この人気TVドラマの中で、「上を向いて歩こう」が唄われているから、カキコしただけなんだけど。 この主人公、鉄平(キムタク)を見ていると、人間、「上を…

全てはフィクション〜「午後の曳航」

三島由紀夫の作品は、これしか真面目に読んでいないのが全く情けないが、例によってお許しを。 三島と言う人は、一言で言って「この世の全ての真理はフィクション」である、と、くそ真面目に信じ続けた人であると思う。・・・彼にとって、真実とは、美しい男…

母なる存在の否定〜「羅陵王」

あまり、この作品自体と関係ないレビューの題名になってしまったかも知れないが、どうか毎度お許しを。 この作品の主人公、トゥネは、外見は小娘だが、実際は200才を過ぎていると言う、老練な政治家であるという設定になっている。・・・厳密に言うと、主…